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“賢い人”なんていらないんだ

会社や組織の発展に必要なのは“賢さ”を鼻にかけるような学歴エリートでも、過去の経験を誇示するような人でもありません。

「当たり前の感性を持ち、当たり前の思考をして、当たり前に行動する」人なのです。

例を挙げます。

あなたが経営者だったとして、まだ入社していない人物から貴社と業界に関する貴社に有益なレポートが届いたらどうですか?

嬉しくないですか?会ってみたいと思いませんか?

業務改善の主体的な提案が出されて、しかも自分で実証実験までして、会社の経費を削減させる社員がいたらどうですか?引き上げたくはないですか?

しかし、今の日本の多くの組織では逆のことが蔓延していませんか?

過度に“マニュアル”や“コンプライアンス”が意識され個々人の自由がなくなり、主体性が損なわれていませんか?

例えば、求職の申し込みにはたいてい履歴書と職務経歴書が求められれます。

しかし、自主レポートは送ってくるなとは書かれていません。

組織は常に改善策を求めています。待遇や会社の不平不満を言う間に、売り上げを伸ばしたり、改善する提案をなぜやらないのですか?

禁止されているのですか?

また、手続きの手法にこだわりすぎて組織が硬直化してはいませんか?

企業とは誰のために在るのでしょうか?

役所は誰のために在るのでしょうか?

権謀術数に長けた小賢しい人ばかりが出世する時代になってしまったように感じます。

もっと、基本的な“あたりまえ”を一緒に磨いていきませんか?