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無断欠勤中で音信不通の社員でも安易にクビだは止めましょう

昨日まで迄は普通に出勤していたのにある日突然「無断欠勤」をしだし、しかも「音信不通」となれば、誰でも経営者なら頭に来ますよね?

しかも、人員に余力のない中小企業ならなおさらです。

そこで感情に任せて“クビだ”(いわゆる解雇)をやってしまうと、社員に非があったにも関わらず、会社が“大損”するはめになりかねませんのでご注意ください。

 

【安易な解雇宣告による不利益例】

・採用関係の助成金が受給できなくなる

・行方不明社員が復帰したときに争いが生じる

故に、“無断欠勤者”対策のルール策定が重要です。

 

【無断欠勤者対策】

・一定期間経過後に自然退職扱いにする

・懲戒規定に無断欠勤も追加して懲戒処分手続きをする

・会社からの書面確認手続きを行い“経過”を書類に残す

 

何故なら、安易にクビ宣告をして裁判になって会社が負けた場合は損害賠償のみならず、“社会的信用”の失墜にもつながりかねないからです。

いかに契約時の書類、誓約書、就業規則が重要だかお分かりになってきたかと思います。