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療養から“復職後”の悲劇を防ぐ

私のような「人事労務マネジメント」コンサルティングをしていると否が応でも“性悪説”で考えてしまうのが悩みです(笑)。

楽観主義がポジティブシンキングではありません。現実をとらえることがポジティブシンキングなのですよ。

 

【復職宣言を安易に喜ばない】

中小企業は最低限の人員で回しているところがほとんどですから、休職者から“復職します”と言われたら安堵しますよね?

そこに落とし穴が潜んでいるのです。

・休職中の者は会社に籍が無くなると不安に駆られやすい。また、給料が入ってこないことに対する経済的な不安、他人に業務を任せているのが不安等の心理になります。

∴本当に回復していなくても「復帰願望」だけが先走ることがあります。

 

【復帰を認めた場合の会社の責任】

会社は復帰を認めると、「労務の提供の受諾」及び「管理責任」を負うことになります。

∴労働時間中に休業中の病気やケガが再発した場合は“安全配慮義務”を追及されます。

 

【リスク回避対策】

両者の悲劇を回避するためにも「復職は本人の申し出により、会社が可否を判断する」というルールを徹底しましょう。

そのうえで、本人からの診断書の遺作みならず【会社が指定する医師の診断】も決めておくと良いでしょう。

復帰を急ぐあまり大事故が発生したら会社も社員も不幸です。

∴“就業規則での事前対策”が重要なのです。