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“居酒屋での会話”や“社員のSNS”で機密情報がダダ洩れ!?

今や【機密情報保持】は【個人情報保護】と同じく会社の存続を揺るがしかねないものです。

そんなことは、暗黙の了解だろうとタカをくくるのは早計ですよ、特に新人には「秘密保持」の概念が希薄だったりしますから。

特に、お酒が回って理性が吹っ飛ぶ【居酒屋での会話】や【社員個人のブログやSNSから情報が洩れる】ということは、想定の範囲内と心得ましょう。そのうえで対策を講じます。

 

【会社としての対策】

社外秘の「機密情報」を明確に定める。

入社時に【機密情報保持誓約書】を交わす。

会社の悪口や重要情報を個人が発信するリスクを説明する。

必要に応じて情報管理の研修を行う。

勤務先情報を開示してブログなどで発信する場合は、上長の許可を得るようにする。

etc.の“ルール”を徹底する

 

【社員としての心得】

「会社の利益になる行動か否か」を常に考え、社外秘情報・職務上知り得た情報・未発表の新商品情報などを漏らすことはたとえ親友でも「守秘義務違反」や「インサイダー取引」に抵触するんだという“社会人としての規範”を持ちましょう。

ブログやSNSの利用は個々人に認められた権利ですから利用はOKですが、自分の書いた文章は“会社の人間や取引先にも読まれている”という前提を忘れないようにしましょう。

 

※特に最近の若い世代は、携帯電話ではなくスマホで育った世代で、最初からSNSで育った世代です。

故に、SNSが公共のプラットフォームであるという認識は管理職世代よりも薄いかもしれません。

故に、個人任せにするのではなく、きちんとしたガイドラインや規定を整備し、適宜の研修を行うことをオススメします。

下手すれば、会社というコミュニティは50年の世代間格差がある社会だと経営幹部は認識してください。

会長と新人で“価値観”が異なるのは当然なのです。