小難しい法律論は学者や法曹界の方々、他の社労士に譲ります。
私が就業規則にこだわるのは、就業規則とは会社と社員の間に結ばれた約束事であり、社員を動かすOSだからです。
いくらかっこいいビジョンや経営理念やクレド作っても、職場の社員を動かすOSである就業規則に盛り込まれなかったり、反映されていないのであれば単なる経営陣のパフォーマンスでしかないのです。
仮に就業規則が最新法令を繁栄していなくとも、日本は法治国家ですから、国が定めた法律が優先しますので、就業規則を見たことが無い方でも安心してください。
先ほども述べたように就業規則は職場にて社員を動かすためのOSソフトです。
OSに欠陥があればコンピュータは誤作動を起こします。
同様に正しい就業規則が無ければ社員も誤作動します。
社労士や弁護士に依頼すると就業規則は高いといわれますが当然です。
私の就業規則の場合は本則のみで概ね45ページ。
そこに、賃金規定や退職金規定、育児介護休業規定、個人情報保護やマイナンバー規定等会社によって必要な規定加えますから。
しかも、全てに整合性を持たせないとなりませんから大変気を遣う作業となります。
一文字のタイプミスが命取りにもなりかねませんから。
その品質保証と責任量が価格になるだけです。
求められれば社員説明会にも赴きますし、必要な書式も差し上げたりします。
就業規則とは会社の心臓であり、神経なんです。
例えば社員を大切にするというビジョンを掲げている会社がの就業規則が、ワークライフバランスにかなっていない中身だったらどうですか?
職場の士気は高まりますか?
【理念やビジョンやクレドを仰々しく掲げたり、語るのなら、それに見合った現実の行動指針である就業規則にも反映させましょう。】
さもなくば“言うだけ番長”になりますよ。
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