
今年の9月30日から労働者派遣法が大幅改正されます。そこで、派遣法とは何かを改めて考えてみたいと思います。
■労働者は健康とは?
派遣会社と労働者派遣契約を結んだ労働者が、派遣先企業の指揮命令を受けて働くスタイルです。
基本的には不足している人材を期間限定で派遣会社から借りることです。
派遣先の会社は派遣できた社員に業務の指示は出せますが、自社の就業規則に従わせることはできません。
あくまでも派遣社員が従うべきは派遣会社のルールです。
■派遣が禁止されている業務がある!
港湾運送・建設・警備・医師・看護師・士業・使用者側の労組との団体交渉業務などは原則的に派遣が禁止されています。
そして派遣を受け入れられるのは3年です。
■派遣受け入れ企業の義務
派遣労働者を受け入れた会社には、その労働者に対して行わなければならないことが決められています。
・事前面接及び履歴書等送付の禁止。
・離職後1年以内の元社員を派遣で受け入れること。
・受け入れ事業所ごとに派遣先責任者をおき、派遣先管理台帳を作成保持すること。
・派遣社員からの苦情窓口の設置。
・福利厚生施設等利用の差別禁止。
・特定健診の実施。
。労働時間の管理。
・労災事故時の諸手続き。
妊娠・出産に関する措置。
・育児関係の配慮義務。
・自社都合で派遣契約を途中解除する場合は、新たな就業機会の確保や休業手当の支払い義務。
・違法派遣が発覚した場合は、違法派遣時に遡って労働契約があったとみなされ、直接雇用義務が生じる。
*いかがですか?
派遣労働とは急場の人員確保措置なので実は重い義務が課せられ企業にはメリットが無いのです。
最近はSNSで悪事はすぐに流布します。しかも背びれや尾びれがついて。
本当に企業の健全な繁栄を願うのなら目先の利益に振り回されないようにした方がいいですよ。
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