
あなたは、社会保険労務士と聞いて何の仕事をする人かわかりますか?
税金や経理のプロとして“税理士”がtいるように、人事・労務管理・社会保険のプロとして社会保険労務士がいます。
税理士と同様に小さな会社には必要不可欠な専門家です。
■事業計画を立てつ前に人事戦略を考えていますか?
個人で起業する人であっても業種・業態によっては人を雇う必要性が出てくるでしょう。
しかし、多くの事業計画や戦略やビジョンなるものには“人事戦略”が欠けています。
商品づくりと同じくらいに重要なのが人事戦略です。
・雇いたい人はどういう人なのか、何を求めるのか、どう協力して欲しいのか・経営理念を共有できるか等。
・職場のルールはどうするのか、給与はいくらか、賞与はどうするのか、退職金制度は、福利厚生は等。
・労働保険と社会保険に加入させた場合の保険料負担はどのくらい圧し掛かるのか(法人の加入は原則として義務です)等。
・人事制度はどうするのか、賃金制度はどうするのか(これらが不明確では社員のやる気は引き出せませんし、職場につなぎ留めておくことも不可能です)。
・社員研修や教育はどうするのか?(自己責任で学んでくれる人などいないと心得ましょう)。
・安全配慮義務や育児・介護休業に直面したときはどうしたらいいのか?
上記は人を雇うことで発生する出来事の一例として挙げました。
社長だからといって威張って指示を出すなんて言うのは昭和時代の遺物です。
そんな幻想は捨ててください。
月額20万円の人を雇えば最低でも月30万円のコストがかかると考えておいてください。
■人事無くして経営戦略などあり得ない。
かのドラッカーは起業の要は“人事”だと言いました。
そして、ビジョナリーカンパニーシルーズでは、いる人材の能力を考慮せずに作成した戦略など無意味だと述べています。
戦略とは“夢物語”を掲げるものではありません。
現実を具に正確に把握して分析して、自社の最もパフォーマンスを発揮できる分野に注力することです。
一点突破→全面展開の流れです。
その一点突破をするには現実を直視しないとなりません。
つまり、誰を雇いどういう会社にするのか?
そのためのコストは幾らかかるのか?
そこが決まらずして事業計画も経営戦略もないのです。
社労士はそういう人事に関するお手伝いを請け負っています。
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