
今日は社会保険労務士試験日です。
業界の発展と新陳代謝の為にも受験生には頑張っていただきたいです。
私が社会保険労務士になった理由を述べます。
■理不尽な退職強要がキッカケ
今から15年ほど前でしょうか?
一月ほど入院したことがあり、退院し復職しようとしたところ当時の社長に、病弱な奴は要らんと暗に退職を強要されました。
その時に労働基準監督署に駆け込んで社会保険労務士という職業を知り、目指し始めました。
当初は、法律に無知な経営陣を見返したいという思いで勉強していました。
■人材育成の必要性を痛感した塾長時代。
その後、平成19年に無事に試験には合格しましたが、世はリーマンショック後の不況時代で即開業なんて時代ではなかった。
そんな時に恩師のススメで学習塾を立ち上げようとしている会社に就職。
そこでは7つの習慣も教えていて、幸運にも7つの習慣ファシリテーター資格も取らせていただき、7つの習慣を子供たちに教える機会にも恵まれました。
既に個人的にナポレオン・ヒルプログラムを学んでいた私は、7つの習慣という武器も手に入れ確信したのです。
【迫りくる少子高齢化社会には個人の能力開花・パフォーマンスの最大化がカギになる】と。
何故なら、塾という現場にいれば否が応でも人口減少が進行していることが分かります。
加えて、今どきの子は“理由や根拠なしには動かない”という特質もつかみました。
■社長からの“中小企業の社長は孤独なんだ。お前が開業する際は中小企業の社長のパートナーになってやれ”という一言が背中を押しました。
社長は、いくらアットホームな雰囲気の会社だって中小企業の社長は経営状態の悪さを社員には吐露できない。そんなことしたら一斉退職されるしな。
業務の決済だって、結局は社長任せで気が休まらない。ましてや同業他社なんて腹の探り合いで本当の友情は築けないと。
それに田舎の中小企業は優秀な大卒を採用できるわけでもなく、地場の現有戦力で戦うしかないんだ。だから、7つの習慣のようなメソッドで人材開発をして能力を伸ばさないといけないんだとも念を押された。
■いずれITの進展で定型業務はなくなる、しかし、人事労務コンサルティングや人材開発に終わりはないし、完全機械化は難しい。
私は、開業後に即断即決で“ナポレオン・ヒル財団マスタートレーナー資格”を取得した。
これは、技術革新によっていわゆる手続き代行業務が無くなるだろうと開業前から予想を立てていたからだ。
社会保険労務士に求められる者は、労務管理の部分と社内研修だと読んだのだ。
何故か?
私は、中小企業を何社も渡り歩いてきたが、入った直後の曖昧なOJT以外は継投だった人材開発を定期的に行っている会社が無いことを熟知していたからだ。
また、人事評価や賃金制度も社長の思い付きによる部分が多く明確な基準が不明だった。
それに、就業規則をまともに閲覧させてくれた会社は皆無だった。
“現代っ子”の気質からして、そんな昭和風情のマネジメントでは採用ができても定着はしない
”と確信を得ていたので、就業規則と採用スキルとマネジメント手法を徹底的に学んだ。
私にとっての手続き代行は、その過程で必要なら行うというものなのです。
■目指す社会保険労務士像は?
「会社と社員がWin-Winになり、社員が主体的に働き最大限のパフォーマンスを発揮できる職場づくり」の専門家です。
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