· 

人材戦略は経営戦略を浸透させるために~7年目の豊富~

■夢の実現へ

敬愛する織田信長の「天下布武」ではないが、この1年は事業を飛躍させる1年にしたい。

2012年の開業は半分は消極的な理由からであった。

翌2013年からは、二ヶ月に亘る入院生活をはじめ、3年間で5回の入退院を繰り返し、その間に両目の網膜剥離と白内障の手術も受けた。

その過程で、金の切れ目は縁の切れ目とばかりに、私の周りから去っていった人も多数いた。経済的な困窮も強いられた。

成功哲学を教えているくせに自身は成功はおろか貧乏じゃねーかと誹謗中傷されることも多々あった。

正直、七転八倒し地べたを這いつくばりながらの6年間だった。

そんなに苦しく辛いのならなぜ辞めないのか?と思うでしょうね。

理由はただ一つ。

就業規則もなく、労務管理も曖昧な地元の中小企業を渡り歩いてきた私にしか中小企業は救えないという思いからだ。

大企業には専任の人事部長がいて、独立した人事部がある。社内研修部門を持つ会社もあるし、世間的な影響力から法令を守る意識も比較的高い。

しかし、人的資源に乏しく、資力にも限りのある中小企業ではそれらが社内には無いのだ。

中には法令違反をするのは止む無しなんて考えの経営者もまだいる。

しかし、2030年には10%の労働者人口が減ることは確定しているのだ。

いま、ワークシフトしないでいつやるんだ?である。

■社外人事部長または社外HR担当役員として

私の好きな言葉に武田信玄の「人は石垣・人は城、人は堀」というのがあります。

山梨県の方ならご存知かもしれませんが、現在の武田神社のある場所は信玄公時代の屋敷の場所です。

そこには石垣も堀もないのです。

信玄は“優秀な人材こそが最強の城”と謳ったのです。

その言葉通り、信玄時代の武田軍は戦国最強の騎馬隊と言われ誰もがあの風林火山の旗印に恐れをなしたと言われています。

これからの中小企業が生き抜くにはまさに“人材育成”しかないのです。

優秀な人材は国内企業のみならず新興国からの札束攻勢で引き入れるのは難しくなります。

「ダイヤモンドは足元に」という言葉があります。

現有戦力を磨き上げる努力をすればいいのです。

そのためには、適切な労務管理・公平な人事制度・他社も一目を置く人材育成という三つの柱が必須だと考えています。

人材戦略は経営戦略を実現するために7年目を駆けていきたいと考えています。

何卒、よろしくお願いします。