
(画像はNHKより)
昨日、NHKのニュースサイトに社員の“やる気”も投資対象の指標の一つに!という記事を発見して、驚いたと同時に、やっと社会が人材開発に目を向け始めた、俺の取り組みは間違いではなかったと安堵しました。
東京都内のコンサル企業がクライアント先2000社の社員のやる気やモチベーションを偏差値化して投資の指標として公開するというものです。
■蔑ろにされていた人材開発
主に地方の中小企業では入社時のマナー研修以外は業務に必要なスキルの習得のみの社員教育しか行われていないのが現状です。
その代わり、社長はあちこちの勉強会を飛び回ったりして、トップダウンの朝令暮改で意識改革を叫んだりします。
そんなんで、自発的なモチベーションが育つと思いますか?
主体性を持った社員が育つと思いますか?
■業績を上げたいのなら給与アップ以上に人材投資を!
私は、学習塾の教室長をしているときが過去の勤務経験では一番面白かった。
でも給与は立ち上げた直後なので高くはない。
しかし、一定の裁量権と教え育てるという天職がそう思わせた。
アルバイトの採用や広告や商品購入の決裁、自主企画の立案etc.かなり自由にやらせてもらった。
当然に失敗や苦悩もあったが、得られたものも有形無形で沢山あった。
その根底にあったのは“7つの習慣”というセルフリーダーシップ論を継続的に学べたことも関係している。
あと、会社や社長からの信頼に応えようと意気に感じたからだ。
■人の能力は学歴では決まらない
地元企業の社長と会話していると、うちの社員は地元の中程度以下の高卒ばかりだから期待するだけ無駄だという人がいるがそれは誤りだ。
社長のそういう態度は社員に伝播して現場の士気を下げ負のスパイラルを生む。
自分たちに学歴が無いことは当人たちが一番わかっている。
そのコンプレックスを社長が取り去ってあげずに誰がやるのか?
「あの会社は社員教育への投資を惜しまない」という評判が立てば、社員は自然とやる気になり、優秀な人材も引き寄せられ自ずと業績アップという正のスパイラルが起こる。
そうなれば、社風に合わない社員は自然と淘汰されて転職していきます。
※中小・小規模企業こそ社員への教育投資に注力しましょう!
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