今日も刺激的なタイトルですみません。
学習塾の長として講師の採用にも関わってきた経験から話します。
「実績」「経歴」「肩書き」といったバイアスで人を判断すると悲劇が待っていますよという話です。
学習塾という業界には当たり前ですが老若男女問わず、学力自慢、学歴自慢の猛者が多数応募してきます。
中には都市銀行や都市ガス勤務、大手旅行代理店、大手広告代理店勤務経験といった一流企業経験者も多いです。
でも、大抵は不採用になるか、途中で消えます。
優秀なんですよ、しかし、彼らは意外と仕事が出来ませんし、人格的に問題があるのです。
それは、大手企業特有の大企業病に冒されていて、雑務が出来ないのです。
あとは、学習塾は勉強が苦手な子も多い場所なんですが、秀才だった故に常に上から目線で寄り添えないのです。
しかし、身の丈に合わないコンサルタントを雇っている会社は多いですよね?
“著名だから”、“著書があるから”、“大手の人だから”、“大手出身だから”、“周囲が良いと言っているから”等で選んでいる会社ばかりじゃないですか?
【コンサルにしても士業でも重要なのは知名度などではない!】
例えば、大手企業の人間には、管理体制が未整備または未熟の中小企業の実態なんて理解できませんよ。
そんな人に実態に合った助言ができると思いますか?
大卒社員が殆どいない会社に、院卒中心の人たちが指導にきても通じ合えると思いますか?
東京の考え方を長野県の田舎に持ってきても合うと思いますか?
【社長の自己満足のために外部業者を選んだら犠牲になるのは現場の社員です】
この視点が抜けると社員からの反発は必至で改革できるものも改革できません。
私が講師を採用する際は、主に中学生が主体の塾なので、一定レベルの高校卒なら大丈夫と考え、人間性や模擬授業の教え方を見て採用しました。
あとは可能な限り実情が分かっている地元の人。
これらは、貴社の中途採用で選ぶ人材や外部顧問選ぶ際の参考にもなると思いますよ。
どれだけ、貴社の実情に近い経験を持っていて、貴社の置かれている地域特性等を理解しているか?
祖のうえで親身になって動いてくれるか否かです。
地に足を付けた経営をするためにも大きい話をする人は避けましょう!
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