【企業運営の大原則は先ず労働法を守ることです】
成功哲学伝道師を自認し、7つの習慣を信奉している佐藤が、理念やビジョンやミッションを否定するのか?と思われたかもしれません。
違います。
多くの会社は順番を間違えているんです。
■企業が先ず取り組むべきは労働法の理解と遵守
日本ではどんな働き方が合法で、何がアウトなのか?という法治国家としての当たり前を理解せずして、理念もビジョンもミッションもあり得ません。
そんな“耳障りの良い”ものに傾倒するから、無理な感動サービスだの、おもてなしだの、やりがいだのに走って企業はブラック化するんですよ。
■国が定めた“働き方”という原則の労働法を守らない会社に人や客が集うと本気でお思いか?
某居酒屋チェーンの例にもれず、かっこいい企業理念やビジョンやミッションを対外的に宣伝する会社や経営者は多い。
その反面、その会社をブラックだと糾弾する元社員がいるのは何故なのだろうか?
それは、どこかで無理があるからにほかなりません。
しかし、多くの経営者は“耳障りの良い”これらのものは作るのには熱心ですが、法律を守ることには渋いです。
本末転倒ではありませんか?
今一度、原則というものを考えてみてください。
でなければ、この人手不足社会を生き抜くことはできませんよ。
※誤解のないように申しますが、理念やビジョンやミッション等は、会社のブランディングや社員の士気の向上、精神的拠り所として極めて重要であり、必要なものです。
しかし、それらと法律を守ることは次元が全く違います。
法律は全国民に課せられた共通のルール。
それを蔑ろにすることはどんな企業にも許されるわけがありません。
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