昨日、世界的にも悪名高い「過労死白書30年版」が公表されました。
【骨子からの抜粋】
- 中高教員の脳・心臓疾患の要因は担任や部活動などの長時間労働。
- 精神障害要因は業務のストレスや保護者・住民との関係。
- IT業界では、脳・心臓疾患、精神障害共に30代、40代と若い層で多く、主要因は長時間労働、厳しい納期、顧客対応、急な仕様変更など。特に、トラブルへの緊急対応や納期厳守のプレッシャーは相当で“顧客の理解と協力”が求められる。
- 医療現場医師の脳・心臓疾患が多く、理由は長時間にわたる診療・管理業務。
- 看護師は精神障害が多く、主要因は患者からの暴力やハラスメント、入院患者の死の目撃等。医療現場は長時間労働、過重労働が常態化している。
【行政の取り組み】
- 長時間労働の削減に向けた取り組みの徹底→働き方改革関連法へ。
- 過重労働による健康障害の防止対策→産業医への権限付与。
- メンタルヘス対策→精神障害の労災認定の時は本社に対するメンタルヘルス対策の指導を行う。
- ハラスメント防止対策→過労死等に結び付きかねないハラスメント事案発生した事業所には再発防止の取り組みを指導。
*社員やスタッフは掛け替えのない仲間でもあるし、彼らの背後には、彼らを愛する家族や友人もいる。
お互いがお互いを尊重しあって、Win-Winを目指すチームならば過労死なんて起こりようもないよね?
それって憲法に明記された基本的人権だよね?
戦後73年も経過し、バブル崩壊から四半世紀が経過し、平成も終わろうとするアジアで唯一の先進国の日本が、未だにまともな労務管理もできていないって情けなくないですか?
もう、こんな世界に恥ずべき白書の刊行なんて終わらせましょうよ。
昔の武勇伝はどうでもいいんです。今と未来を生きましょう。
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