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「労働基準監督署」と「労務管理」

◆そもそも労働基準監督署とは?

王道基準監督及びそこに勤務する労働基準監督官は違法企業への立ち入りや尋問する権利だけではなく、“警察官と同じく”逮捕して、送検する権限を持っている取締機関です。

多くの場合は即逮捕とはなりませんが、是正勧告書を交付され、その後に誠意ある是正報告と業務改善を求めてきます。

しかし、悪質と判断された場合はその場で逮捕されます。

彼らは手錠を携帯しています。

 

◆労働基準法に違反すると罰則がある

たとえ社員が勝手に行った行為でも会社が罰則を受けます。例として、

・労働の強要→1年以上10年以下の懲役または、300万円以下の罰金。

・最低賃金違反→1年以下の懲役または、50万円以下の罰金。

・賃金で男女差別→6ヶ月以下の懲役または、30万円以下の罰金。

・労働条件の不明示→30万円以下の罰金。

 

◆労務管理とは?

「労務管理」とは、社員の採用・配置・給与・昇進・退職などの一連の施策から、社員の組織化、効果性ある施策、労使関係、労働条件、教育訓練などの施策を指す。

 

◆それぞれの機関の取扱い分野

・労働基準監督署→労働基準法、労働安全衛生法、最低賃金法など。

・ハローワーク→雇用保険法・労働者派遣法・職業安定法など。

・労働局の雇用環境・均等部→男女雇用機会均等法・育児介護休業法・パートタイム有期雇用労働法など。

・労政事務所→弁護士や労組との連携が図れる。

・労働局総合労働相談コーナー→労働に関するあらゆる相談に対応。

・労働組合(合同労組)→労働者の権利獲得のための闘争。

・労働審判→地方裁判所に設置。

また、あっせん、調停、仲裁という手続きもございます。

 

◆社会保険労務士を活用しよう

行政機関に行くのは嫌だな、弁護士に相談するのも気が引けるなと思ったら、社会保険労務士に相談しましょう。

社会保険労務士が厚生労働省が担保する“人事労務に関する唯一の国家資格者”であり、労働法から社会保険まで横断的に理解している専門家です。

弁護士が法律のプロとして権利闘争を行うのに対して、社会保険労務士はトラブルを未然に防ぐためのマネジメントのプロです。