· 

会社をPCやスマホで考える

パソコンやスマホの基本構造はハード+OS+アプリで作動しますよね?

それを会社(組織)に置き換えてみましょう。

・ハード(器)→会社の規模や設備や建物。

・OS(ウィンドウズやマックOS等に該当)→企業の理念やビジョン、社長や社員の言動等。

・アプリ(マネジメントの手法)→コーチング、エンパワーメント、傾聴、アンガーマネジメント等。

 

◆アプリという表層部分ばかり磨いてもOSという土台部分がアップデートされなければ“砂上の楼閣”だと心得よ。

 

書店に行けば次から次へとマネジメントに関するテクニック本、ノウハウ本が発刊されていますよね?

それ自体を否定するつもりは毛頭ございません。

私もコーチングなどを学びますのでね。

しかし、いくらテクニックやノウハウを学んでも、会社のルールや労働条件、企業理念やビジョン、社長や幹部及び社員の言動が言行一致して否かえれば全く無駄に終わります。

 

◆顧客第一と言いながら顧客に接する社員を酷使してはいませんか?

 

顧客第一を掲げる会社は多いと思います。

それゆえに何でも顧客の言うことを聴くのが最善だと目先の利益を追って現場の社員を酷使してはいませんか?

それが続けば、顧客に接する社員は疲弊し、サービスの質は落ち、顧客離れが起こるという逆転現象が起こりますよ。

 

◆OSが最善の状態(正常に動く状態)でなければ、アプリは正しく作動しません。

 

皆様もスマホはお持ちかもしれません。

OSのアップデートをしなければアプリは正常に作動しませんよね?

そして、逆もまた真なりですよね。

会社のマネジメントも全く同じです。

どんなに企業のホームページやメディアで社長が立派なことを述べても、現実には発言と不一致しているような会社は世間に見放されます。

例えば某居酒屋チェーンとか、某コンビニチェーンとか・・・。

 

◆OSをどうやってアップデートすればいいのか?

 

応えは単純です。しかし、簡単ではありません。

それはセルフコントロールとセルフリーダーシップ、つまり自制心を持って自己鍛錬を弛まず行い続けることに尽きます。

もっと端的に言えば“人格”を磨くこと。

人格形成には終わりはありません。

∴単純だけど簡単ではないのです。