
【マンチェスターユナイテッドの復活に見たマネジメント力】
マネジメントという言葉の定義は辞書以外にも数多の教授やコンサルタントが定義づけをしています。
私は、“個々の能力を解放し発揮させ輝かせること”だと確信しました。
イングランドプレミアリーグで20回の優勝を誇り、サー・アレックス・ファーガソンの下では常勝軍団の名をほしいままにしていた名門クラブがここ数年は苦境に喘いでいました。今シーズンは精液不振から名将モウリーニョ監督を解任し、クラブOBでレジェンドのスールシャールを暫定監督に据えました。
◆監督交代後にチームは3連勝し12得点と大爆発
スールシャールはベッカムらとクラブの黄金期を支えた一人でノルウェーの英雄的選手でもありました。
もちろん彼の骨の髄までファーガソン氏の教えが染み込んでいるのは言うまでもありません。
彼が選手に求めたのは、サッカーを楽しむこと、攻撃的になること、マンチェスターユナイテッドのサッカーをすることでした。
◆天才ポール・ポグバの覚醒
ユナイテッドのファンならアカデミー時代から傑出した才能を持つポグバの凄さはご存知だと思います。
このフランス人の攻撃的MFはその身体能力と相まってすべてを高次元でこなすことが出来る選手でした。
しかし、自らの哲学を強要するモウリーニョの制約の多いスタイルでは才能が発揮されませんでした。
しかし、スールシャールはアカデミー時代からの彼を知っています。
彼が」ゲームメーカーとしての役割を発揮すれば自ずと他の選手を活かせることも知っていました。
また、ポグバにしてクラブのレジェンドであり、若き日の自分を知っている指導者に信頼を寄せるのは必然でした。
マンチェスターユナイテッドのようなクラブには強豪国の代表クラスが数多在籍しています。
個々の能力や資質には疑問の余地がありません。
◆ポイント
自分の哲学を押し付けるのではなく、個々人の能力や適性を見極め、個々人の能力を最大限発揮できるように解放し、輝かせてあげることがマネジメントの仕事である。さすれば自ずと結果は出るものである。
コメントをお書きください