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即戦力…最初kら自律的でパフォーマンスの高い社員なんているわけない

仮に中途採用で人を雇ったとしても“即戦力”がいるという幻想を抱くのはやめましょう。

同じ職種で同業であったとしても企業の文化や風土、社内手続きやプロセスの違い、人間関係などによってパフォーマンスが発揮できないというのはスポーツ選手の移籍とかでも明らかですよね?

 

■最初から自律的でパフォーマンスの高い社員なんていない!

人材の育成にはステップがある

  1. 指示…主に新入社員などが対象ですが、指示を与えて行動させる
  2. コーチ…仕事に慣れてきた二年目以降が対象ですが、指示を与えつつ意欲を引き出し、支援的行動も行う
  3. 支援…中堅で意欲も能力も高まってきた社員が主対象だが、彼らには指示を減らして支援を多くする
  4. 委任…いわゆるベテランですね。彼らには指示も支援も減らし多くの裁量権を与えて業務を行わせる。権限移譲や自律型、主体的とも言う。

■会社として求める能力・行動特性・規範が無ければ自律型の社員なんて育つはずもない!

 

多くの経営者はうちの社員は受け身で困るとか言います。

しかし、社長が朝令暮改な気紛れな指示を出したり、優先順位を無視したことを行わせたりすれば受け身になるのは当然ですよね?

Microsoftはなぜ一代で世界的企業になったか?

当然、ビル・ゲイツという天才的経営者がいたからですが、一番は彼が言行一致の人物だったからです。

社内規定で移動はエコノミークラスとなっていたら、ゲイツであろうとも例外ではなくエコノミークラスで移動したそうです。

そういった蓄積が社員との信頼関係に発展し自由闊達な社風を作り、一時は世界のOSの98%を独占するという巨大帝国を築いたのです。

貴社も社員に高パフォーマンスを発揮してもらいたいなら、基準や指針を明確に示し、社長自らがそれを守ることです。

社長案件だから特例みたいなことをすると人の意欲は途端に萎えます。

 

教え→コーチし→サポートに徹し→委任するというステップで人を育てるためにもきちんとした貴社の基準を設定しましょう!