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経営者や管理職は“シェフ”である!

サッカーの中村俊輔氏はかつてスコットランドの強豪セルティックでプレーいていた時に欧州チャンピオンズリーグで対戦する強豪のマンチェスターユナイテッド戦を前にして、「ユナイテッドの選手が一流なのは勿論ですが、握る大将がファーガソンだからね」とコメントしたことがあります。

この発言の意味からリーダー像を読み解きます

 

■“素材”の良さを最大限に引き出して活躍させることが“上司の務め”

今も昔もマンテスターユナイテッドのような世界的なビッグクラブには強豪国のレギュラーや準レギュラークラスが在籍しています。

しかし、どんなに素材が良くても調理方法や調味料の配合を間違えれば不味い料理になります。

同様に、サッカーに限りませんがチームスポーツは個々の選手の能力を最大限かつ有効に引き出せないと勝利は手に出来ません。

■“適材適所”で人材を生かすも殺すも経営者次第

先ずもって、貴社にはきちんとした「評価基準」があるのでしょうか?

社員にどんな行動を求め、どんな成果を期待し、どんなスキルを求めているのか?を明確にしていますか?

また、上層部がその基準を無視して勝手に戦略の変更してしまえば社員は能力を発揮できません。

適材適所に人を置き最大のパフォーマンスをさせるためにも明確な方針は重要です。

手元にある素材の長所と短所を考慮して美味しく調理する責任は経営者(管理職)にあります。もし、自社の社員を無能だと罵るのであれば、その方を採用し、教育しているのは貴方自身であることをお忘れなく!