
■“法律で決まっているから”という【消極的理由】だけで就業規則を作っているのなら時間とお金と労力のムダです。経営理念やビジョン、クレド、ミッションステートメント等と統合させることが就業規則に命を吹き込む!
労使トラブルを避けるためとか、法律で決まっているからとかいう理由で就業規則を作っているのではもったいないし、実効性も薄いです。
【就業規則】とは、企業や職場内で社員を動かすOSです。そう、MicrosoftのWindowsやiPhoneのiOS等に相当するものです。
逆に、企業理念やビジョン、クレド、ミッションステートメント等はOSをベースとしたアプリに相当するものです。
しかし、実際の企業は“アプリ”のブラッシュアップには熱心ですが、OSを磨き上げてアップデートすることには消極的に見えます。
でも、社員が実際に働くときに気になるなるのは【就業規則】です。
何故なら、就業規則は職場でのありとあらゆる行動を決めるからです。
中にはその就業規則やひいては労働基準法を無視して“マイルール”を押し付ける社長がいます。
そんな社長は言語道断で今すぐ引退すべきです。
労働基準法とは例外が認められない限り、守るべきが大前提の最低基準ルールなのですから。
■ビルゲイツであっても就業規則に従ってエコノミークラスで移動していた。
世界的大富豪のMicrosoft創業者のビルゲイツは自分が飛行機に搭乗するときでも自社の就業規則に従ってエコノミークラスを利用していたという逸話は有名です。
富豪になっても真摯で言行一致な行動をしたことが社員の忠誠心を高め、信頼を集めました。
ビルゲイツ本人は、Microsoft利用者の生の声を拾うためにエコノミークラスに載っていると言っていますがね。
ここで重要なのは、“就業規則は社員と会社の約束”を文書化して明示したものであり、その運用を社長の一存で捻じ曲げて言行不一致なことをすると社員との信頼関係は築けないということです。
そして、立派な経営理念等と就業規則等の中身や運用が一致していなければ社員はついてこないということです。
常に謙虚に見直しマイナーチェンジを繰り返していくことが実効性のある就業規則となり、社員がパフォーマンスを発揮出る職場を創ることが出来るのです!
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