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その「成功体験」や「実績」が成功を阻む!

■【諸行無常】という言葉を知りながら無視する人のなんと多いことか!

ナポレオン・ヒル博士も、その愛弟子の富豪のクレメントストーンも「今日の敵は昨日の成功体験」「「人も物も社会も時々刻々と絶えず変化している」と述べています。

例えば、【働き方】

第二次世界大戦後からバブル経済終焉までは日本はモノもなく、人が増え、消費者人口が増える局面でしたから働いたら働いた分報われる時代でした。

つまり、給与は右肩上がりだったので社員は滅私奉公しても耐えられたのです。

しかし、西暦2000年ころから局面は変わります。

グローバル経済という大波とIT技術の進化、少子高齢化です。

■グローバルスタンダード・業務効率化・消費者人口という過去に経験のない状況なのに【過去】に頼って上手くいくわけがない。

縮小する社会や縮小する経済を日本は世界で初めて経験する国なのになぜ従来のやり方で乗り切ろうとするのか?

たとえば「おもてなし」や「感動サービス」。

コンセプトは大賛成ですが、【費用対効果】の面では検討されていますか?

庶民価格なのに過剰なサービスしたら赤字になりますよね?

たとえば「直間比率」。

従業員が少ないのに事務職等の間接部門が多い。

事務がいることは悪ではないです。

しかし、企業は売り上げを伸ばして収益を確保することが第一義。

今はIT技術の進展によりバックオフィスの業務は従来の三分の一に減らせる時代になっています。

しかもスマホのアプリで作用するものが数多あるので意外と安く導入できます。

“経験値”や“実績”に囚われることなく常に新しい潮流や理論を導入しようとしていますか?また、そういった人をコンサルタント起用していますか?

時代は日々刻々と変化しているという現ロ原則を肝に銘じましょう。世の中は今も昔も「諸行無常で」で「盛者必衰」なのです。