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『改元』の今こそ【伝統】と【変化】を考える

■伝統とは何か?

グラフを見ていただければ人口が5000万人以上などと言うのは歴史的に極わずかの時期だけなんだというのが分かるでしょう。

怖いのは人口減少が緩やかなのではなく、ジェットコースターの如く急降下することなんです。

つまり、企業活動も“従前の方法”では成り立たないということです。

人は誰もが【成功体験=伝統】と頑なに守りたがります。

しかし、京都の老舗さん曰く伝統とは“守るべきものは守りつつ時代に合わせて臨機応変に変化すること”だと言っていました。

■『変化』を拒んだ生き物や組織は必ず滅亡している!

恐竜はなぜ滅んだか?

→自然環境に適応することを拒んだからだ。

古代ローマ帝国はなぜ滅んだか?

→労働力を奴隷に頼り自国民が堕落したからだ。

ロマノフ朝ロシアはなぜ共産革命に倒れたか?

→西欧的近代化を拒んだため。

歴代の中国王朝はなぜ滅んだか?

→皇帝に権力が集中し媚びへつらう臣下が増えて内部から腐っていった。

大日本帝国はなぜ滅んだか?

→薩長という田舎者が天皇陛下を担ぎだして神格化し、軍部が強大になりすぎて自己保身に走り、正しい現状分析や報告を怠って自滅の道に進んだ。

■『和を以て貴しとなす』の精神が“伝統”と“変化”を両立させる!

皆さまは聖徳太子の唱えた和を以て貴しとなすという言葉をご存知ですか?

意外と思われるかもしれませんが、これはかなり進歩的な考え方で民主主義の考えなんです。

和を以て貴しとなすの本意を要約すると

「各々は立場や環境により意見が異なるのは当然です。故にお互いが胸襟を開いて議論を尽くしましょう。議論を尽くして“合意に至った”ならば、不平不満や文句を言わずにベクトルを揃えて一致団結して目的達成に努力しましょう」という考えです。

自分と異なる意見や考え方を否定して同質で集まることは居心地がいいです。しかし、蛙は徐々に水温が上がると変化に気づかず茹で蛙になります。

同じ事は貴社の先行きにも当てはまります。

伝統とはイノベーションの先にあるのだと謙虚になりましょう。そしてイノベーションを起こすには異分子や異論を排除しないことが肝要です。