
■鉄鋼王・石油王・自動車王・コスメ女王のすべてが「従業員満足度の向上」を最優先とした。
メアリー・ケイ・アッシュは実業家というだけではなく、ナポレオン・博士から直接教えを授かった愛弟子の一人としても有名です。
ヒル博士の師匠の鉄鋼王のアンソリュー・カーネギー、ヒル博士の成功哲学の完成に協力した石油王のジョン・D・ロックフェラー、自動車王のヘンリー・フォード、そして、クレメントストーンらとヒル博士の哲学を実践的なものとして世界への普及に努めたコスメの女王のメアリー・ケイ・アッシュ…彼らが実業家として名をはせた共通点は現場で働く社員の尊厳を最大限に尊重したからになりません。
それは、給与なのか福利厚生なのか職場環境なのか仕事への矜持なのかは千差万別ですが、【従業員満足度の向上なくして顧客満足度の向上は無く、従業員満足度の向上なくして業績向上はない】という事実を教えてくれます。
■労務管理が乱れている組織はたいていあらゆるものに綻びがある!
ここでいう労務管理とは、採用条件・給与や待遇・職場環境などの“働く環境”全般を指します。
例えば、先日商議所の会頭が時給1,000円なんて無理だと発言しました。
しかし、時給1,000円とは週40時間勤務を4週×12ヶ月しても年収1,920,000円にしかならないのです。
そう考えると時給は1,500円が最低ラインということは分かるでしょう?
もし実現できないのなら社長自身が無為無策の無能者であるか、その事業がそもそも論として失敗だったということです。
労務管理が乱れている組織には不満が渦巻いています。不満が渦巻く組織には、足の引っ張り合いや業務のムダ、不正や横領、生産性の低下や顧客不満足度の増大、業績悪化、契約不履行、離職率の増大などの負の面が必ず付随しているか隠れています。
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