
★「伝統」や「格式」を重んじ、「忠誠心」をもって奉仕することは悪いことではありませんが、「諸行無常」や「栄枯盛衰」という大原則があることも忘れてはいけない。
本日、ノーベル文学賞を取ったカズオ・イスグロ氏の小説「日の名残り」を原作とする日の名残りのDVDを観ました。
元々、英国が好きなのと、英国の貴族の生活に関心があったので興味を持ったのです。
大まかなストーリーは老境に差し掛かった主人に忠実な執事の屋敷の往時の回顧録と淡い恋の物語です。
本題はストーリーについてではないので詳細は控えますが。
★「伝統」とは“本質を残しつつ変わり続けること”であり、「忠誠心」とは“ロボットのように従うのではなく、大局をみて諫言をすることも愛”ということ。
前例を踏襲したり、過去の慣習に従うことは楽ですよね?
しかし、世の中は「諸行無常」と「栄枯盛衰」という大原則に支配されています。
つまり、好むと好まざるとにかかわらず“日々絶えず何かが変化”しているのです。
ですから伝統を守るということは本質(コア)を残しつつ変わり続けることなのです。
そして、劇中では主人に自らの意を隠して忠実に仕える執事が出てきますが、本当の忠誠心とは、大局を見て必要あらば主人にも諫言できることだと思います。
同様に、主人に求められる資質は部下の意見にも謙虚に耳を傾ける心、器の大きさです。
【技術や手法は時と共に流行り廃りがあります。しかし、本質や原則は不変です。その本質や原則を自社に取り入れて継続的な人材育成を一緒にしませんか?】
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