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多大なコストをかけて採用した新人を人材に育て上げるために必要なこと

*画像はマネジーさんより拝借。

■新入社員は1年以内に15%、3年以内に3人に1人が辞めている。

私は主に中小企業の採用から退職までをサポートしている【人事労務コーチ】です。

しかし、“採用”に関する依頼や“エグゼクティブコーチング”の依頼はほぼ来ません。

求人は大手ナビ会社やハローワークや地元紙の求人情報でいいやと思っていませんか?

採用の目的とは採用することではありません。

新卒であれ、中途であれ【一人前の戦力=人材=人財】に育て上げることです。

上記に挙げたような会社はそこまで面倒見てくれますか?

中小企業で働いていない者に中小企業の気持ちなど分かるはずもありません。

人を一人採用するのにかかるコストは30万円~300万円と言われています。

そう、膨大なコストがかかるんです。

故に“早期離職”を防ぐことは中小企業には重要なのです。

■どうやって早期離職を防ぐか?早期離職の理由

  1. 入社前に抱いていたイメージや雰囲気とのギャップ
  2. 配属部署が希望と異なる
  3. 勤務時間が長い・残業や休日出勤が当然
  4. 会社や仕事の将来性が見えない

などです。

それに対する【予防対策】は?

・自社のネガティブな情報も公開する

・入社後にどういった職業人生が歩めるかを正確に分かりやすく伝える

・入社後の研修を手厚く行う…中小企業はすぐに現場に放り込んで現場任せにする傾向が強いですが、長期の研修を行って配属されたときの不安や不信感を最小限にするように努めることが重要です

・職場のコミュニケーションの活性化…風通しの良い職場環境づくりに努めましょう

・メンタルヘルスケアへの注力…外部の専門家などとアライアンスを組みましょう

社長や上司や先輩が“当たり前”と思っている社風や仕事の進め方は新入社員からすると当たり前ではありません。そのギャップが“早期離職”につながってしまうということを認識しましょう!