
■社員がメンタルをやられる理由は上司が原因であるという事実!
社員がメンタルをやられてしまう理由の大半は「上司との関係」や「パワハラ」です。
ではなぜパワハラは起こるのか?
それは、上司自身が本当の意味で仕事の解決策や手順、やり方を知らないからです。
つまり無能なんです。
日本の多くの企業は実績で昇進させるという方法を取ります。
その業務に精通した人やマネジメント能力の有無で管理職を決めるわけではありません。
顕著な例は営業職です。
営業現場で実績を上げたものが管理職に抜擢されます。
しかし、冷静に考えれば分かります。
営業成績を上げる資質とチームをまとめてマネジメントする資質は別物です。
しかし、経営陣は自分の成功体験を否定されるのでその矛盾した人事制度は容易には変えないでしょう。
そうすると会社はどうなるか?
環境に適応できずに絶滅した恐竜と同じ運命を辿ります。
昔はパワハラが問題にされなかったのに今は何で?と思う方もいるでしょう。
応えは簡単です。
昔は、我慢をしていれば給料や賞与、福利厚生といった労働条件で報われたので相殺されていただけです。
現在は経済のグローバル化やトレンドの移り変わりの速さに対応するためにどの企業も防戦一方で社員に恩賞を与えようとしません。
そのかわりに社員を酷使しています。
そうなれば誰もが嫌な職場からは逃げ出したくなるわけです。
故にパワハラの事実がSNSや個人のブログなどから流出、拡散し社会問題化するのです。
■迫りくる同一労働同一賃金対応も見据えた抜本的な人事の在り方を考えるとき
大企業は2020年度から、中小企業は2021年度から「同一労働同一賃金」が施行されます。
これを滞りなく実施するには人事評価制度が欠かせません。
人事評価を設計し行うには仕事の棚卸しが必要不可欠です。
そうです、現場の第一線で求められる能力と管理職たる司令官に求められる能力は異なるということは想像に難くないでしょう。
人事評価の設計は手間もコストもかかりますし、知央錯誤しながら完成度を高めるものです。
今から動かないと間に合わなくなるでしょう。
・【適材適所】の人員配置を行うことでパワハラは減らすことが可能です。年功序列なんて愚の骨頂ですよ人には各々【適性】があるんですから。
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