
■事務所通信8月号を200社程度に送りました
NGT、ジャニーズ事務所、吉本興業と大手の芸能事務所がマネジメント問題で揺れています。
この根幹にあるのは“驕り”だと思います。
芸能界は特殊な世界であるとか、書面に起こす契約なんて世知辛いとか、タレントを供給減としてメディアに無言の圧力をかけるとか…令和の時代に入ったにも関わらず首脳陣の思考回路は“昭和”で止まっているのです。
だいたい、数多の企業研究をしてきて「アットホーム」とか「家族的」を口にする会社には真っ当な【真っ当な労務コンプライアンス】はありません。
その手の会社は、社長が強権的で社員は面従腹背せざるを得ないので、表面上は良い会社に見えるのです。
今回の事務所通信のトップ記事は【労使トラブル】です。
どうです?
まともな労務管理が出来ていると思われますか?
今はSNSを通じてだれでも気軽に動画で配信できる時代です。
会社が隠蔽しようとしてもウソはばれる時代だといい加減に気づいてください。
■賃上げは社員の企業に対する忠誠心を高めるためだけではない効果があります。
実際の生産性以上に「賃上げのメリット」
・社員の生活が豊かになり精神的不安が減るので仕事に集中して業績が上がる。
・食生活も良くなるので社員の健康が維持され、労災リスクが減る。
・給与だけで豊かな暮らしが出来れば、不正に手を染めたり、横領をしなくなる。
・退職して給与が得られなくなるリスクと転職後の成功を天秤にかけ、損失が大きいと判断するので離職者も減らせる。
・社員が自社を良い会社と広めるので求人に困らなくなる。
・消費が活発になるので巡り巡って自社にも恩恵が返ってくる。
※ヘンリー・フォードは当時の給与水準の2倍以上の給与を支払うという非常識な策を取り“自動車王”の名を欲しいままにしました。
■給与を上げられないのは利益率の計算を間違えているから
もし原価が100のもを強いれて利益率を50%確保したいとしたら幾らの値付けにしますか?
150とした人は計算を間違えています。
100の原価商品に利益率50%を確保して売るには200で売らないとだめです。
利益率を考える計算式は…
原価100÷原価率50%=見積金額200
利益100÷見積金額200×100=50%
となります。
本当は図解した方が分かりやすいんですけど。
*「賃上げ」を行うことは会社のコンプライアンス遵守にもつながるということはお分かりいただけましたか?
そのためにもきちんとした利益を確保しましょう。
同時に値引きはしない、させない、応じないが重要です。

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