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佐野SA上り線ストライキから考える労使関係・取引先関係

お盆の書き入れ時に「佐野SA上り線ストライキ」というニュースが出てきました。

発端や経緯などは各メディアが報じていますのでご覧ください。

私は仕事柄、労使関係や取引先との関係に着目しました。

「業者ごときが!」という上から目線の社長の発言がこの会社の体質を著しています。

事の発端は資金繰りが悪いという噂が巷に流れ、納入業者が社長にその件を確認したことでした。

その時に社長は「業者ごときが何を言うか」と横柄な態度に出ました。

しかし、現場としては商品が納入されないと困るので総務部長や支配人がとりなして「支払いサイクルを短縮する」という覚書をして一先ず落ち着きました。

しかし、本当に資金繰りが悪かったのかその覚書通りには支払えないと社長が駄々をこねました。

総務部長らは納入業者もこの条件で継続してくれたんだから今更困りますと意見しました。

案の定、怒った納入業者からののy品は止まり、在庫は無くなりました。

また社長に意見した総務部長と支配人は不当解雇されました。

それに反発した従業員たちが結託してストライキを起こしたようです。

何故なら、総務部長や支配人は従業員からの信頼が厚かったそうなので。

■教訓

「従業員や取引先を大切にしない会社は必ず滅びる」

取引先や納入業者が商品を収めてくれて、それを従業員が懸命に売ることで初めて利益が生まれて、社長は社長として君臨することができる。

しかし、現実にはどうだろうか?

オーナー企業の二代目・三代目ともなると傲慢で横柄で贅沢な生活をしている人が多いのではないか?と見受けられる。

本当に資金繰りが悪いのであれば専門家(税理士・中小企業診断士etc.)に相談して、金融機関との協議をすべきでしょう。

また、会社の現状を正確に社員と共有する必要もあります。

社員というのは、私も会社員時代はそうでしたが「費用対効果」という意識はあまり持っていません。

利益を出すのにどれだけのコストがかかるのかをしっかりと教育すれば無駄なことは控えるようになるでしょう。

また、部下からの諫言を毛嫌いする社長も多いですが、進言する立場の身になってください。

経営のトップに意見するってのは昔でいうところの切腹覚悟の心境なんですよ。

それでも会社のためになるなら捨て石になろうと思って行動するわけです。

そういったことを真摯に受け止められない会社や社長は必ず奈落の底に堕ちますよ。