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なぜ、人は【無料】に群がるのか?

■【無料】や【9割引】などの“非常識設定”に群がる阿呆!

昔から言い伝えられてきたし、辞書にも「只(タダ=無料)より高い物はない」は載っている。

goo辞書よると意味は、「ただで何かをもらうと、代わりに物事を頼まれたり、お礼に費用がかかったりして、かえって高くつく」とある。

しかし、テレビ通販などでも無料とまでいかないが大幅値引きで販売されているものがある。

確かに誰だって同じ商品を手に入れるなら無料や特価で手に入れたいし、そっちの方が嬉しいよね?

でも冷静に、否、正確に考えると【何かしらの絡繰り】が隠れているはずだとは思いませんか?

定価とはその会社がその値段で売って利益が確保される価格です。

それを無にする、または限りなく無効化するということは、そうまでしてもその会社に【メリット】がなければ行わないこと。

自社に置き換えてみれば分かるでしょう。

自社商品やサービスを無料や大幅値引きで提供するってのは何らかの意図や目的があるからですよね?

■資本主義という構造上、利益を出さなければ会社はつぶれる

無料でのサービスの代名詞としてはGoogleのサービスが挙げられます。

Googleの基本的な部分なら基本的に無料で利用できますよね、オフィスソフトも含めて。

その代わりに我々はGoogleに個人情報を差し出しています。

故にGoogleで検索したものが次の瞬間から関心ある分野として広告として登場しますよね。

Googleは自社のソフト利用を無料開放することで世界中の個人の大量の情報を入手し、広告収入で賄うというビジネスモデルでやっています。

それを踏まえたうえでもう一度お考え下さい。

なぜ、企業は赤字を出してまで【無料】または【大幅値引き】で物品あげたり、サービス提供をするのか?

個人情報を収集してターゲットを増やすため、または、第三者に売って利益を得るためではないでしょうか?

アメブロも似ていますよね。

アメブロというプラットフォームは無料で使えるし、ユーザー母体も多いので気軽に始められる。

私もアメブロに書いていたころは今とは比べ物にならいアクセス件数を記録したこともありました。

しかし、アメブロには広告が出ます。

そして、アメブロに書いたブログの著作権はアメブロの運営会社のサイバーエージェントのものになるのです。

こういうのが【無料】ってやつですよ。

■逆に、無料や大幅値引きを要求された者は面従腹背であり、臥薪嘗胆の気持ちでいることを忘れるな!

何らかのモノを無料でもらった、無料サービスを勝ち取った、大幅値引きを勝ち取った…勝者の側からすると武勇伝にも似た誇らしい気分になりますよね。

しかし、やられた方はどうでしょうか?

惨めです、腹立たしいです。

日清戦争に勝ったのにドイツ・フランス・ロシアの三国干渉によって遼東半島を泣く泣く手放した日本の気分くらい惨めですよね。

まさに臥薪嘗胆ですよ。

臥薪嘗胆とは、復讐を誓って辛苦すること・目的を遂げるために苦心し、努力を重ねることです。

そうでしょう?

手にできたはずの利益を手放すわけですから。

 

*【安ければ安い】に越したことはない。しかし、商売ならば利益が確保できなければ潰れる。客だからと傲慢な態度で相手を追い込みすぎると、窮鼠猫を噛むことになりかねないことを肝に銘じなければいけない。