
ヒル博士は、失敗は、その計画を実行に移した後に身の破滅を招いたかもしれないことを途中で止めさせ考え直させる機会だと言っている。
失敗は、チャンスを迎え入れる新しい扉を開き、人生の現実を教え、虚栄心を打ち砕き、自分の欠点を悟らせ、自惚れを直すきっかけになると。
人は失敗したときに以下のような反応を示す。
1.もっと努力をしようという挑戦的な気概を示す。
2.落胆のあまり、再度挑戦しようという気概を喪失する。
大半の人は、まだ失敗していないのに、失敗の兆候があると直ぐに希望を失くし、投げ出す。そして、多くの人は一度の失敗で意気消沈し、再挑戦しなくなる。
しかし、指導者(リーダー)となる人は、失敗くらいでへこたれないどころか、それをバネにして、より努力をしようという気概を示す。
ある状況で3回失敗しても、さらに挑むなら指導者になれる資質がある。
10回失敗しても挑むなら天才の芽が萌芽していると言える。
★間違いを犯して“一時的に挫折”を味わったとしても、それを人生の挑戦と受け止めて努力を続ける限り、幾らでもチャンスは巡ってくる。
しかし、先行きが苦しくなって投げ出してしまうという罪を犯した者には、チャンスは二度と巡ってこない。