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上に立つ者(権限・権力のある者)こそ率先して法を守り公明正大であるべし

今日は「100分de名著」の貞観政要の二回目、リーダーに求められる決断力についてでした。

■三つの鏡を見ろ

太宗(李世民)は三つの鏡を見よと説いています。

一つは、本物の鏡で常に自分の表情を見よということ。

感情的になってはいないか、欲に目がくらんでいないか、卑しい顔をしてはいないかetc.自分を冷静にさせるため、一呼吸置くために鏡を見よと。

二つ目は、【歴史の鏡】を見よです。未来を予見することは誰にもできないが、過去から学ぶことはできる。

過去の人々が犯した過ちを繰り返さないためにも歴史に学べと言っています。

三つ目は、人の鏡を見よということです。

それは、自分のことは自分では分からないので他人や部下に自分がどう映るのかをフィードバックしてもらうということです。上に立つ者ほど聞く耳と謙虚さを求められるということです。

■法に則り公明正大に処遇せよ

依怙贔屓なんて以ての外だと太宗は明言しています。

顔なじみや縁故者、古参の者であっても能力が不足しているのなら応分の処遇をすべきであり、情に流されてはならない。

情に流されると法律は形骸化し、不正や汚職、腐敗が蔓延る。

また、ルールは個々人の解釈の余地が入らないようにシンプルかつ分かりやすく作るべきだとも言われています。

そして、誰に対しても正々堂々と説明ができる状態のマネジメントを行うことが重要だと。

 

#公明正大 で #自らを律し #目先の利益に惑わされず #謙虚 に #歴史に学び #諫言 を歓迎することが上に立つ者には求められると #太宗 は #貞観政要 でのべている。御社はどうか?