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社員の尊厳や自尊心を蔑ろにしながらの顧客満足度向上なんてあり得ない

世間では【顧客満足度向上】を掲げながら、自社社員の自尊心や尊厳は平気で踏み躙っている会社が多い。

典型例は【雇用契約の内容】を守らない事だろう。

そんな会社の社員は自社に誇りを持って接客できるだろうか?自社に貢献しようと思うだろうか?

斎藤道三のようにあわよくば主の首を取って成り代わってやるとか、または他の武将のようにより厚遇してくれる主の下へ走るのではないだろうか?

折しも今年6月から順次パワハラ防止対策が義務化される。

中小企業には猶予期間があるとはいえコンプライアンスや危機管理に煩い現代ではウチはまだだからなんて言っていたら求職者も来ないだろうし、在職者も逃げるかもしれない。

何故なら日本の2/3の企業は人手不足が喫緊の課題だと言っているんだから。

私はパワハラには屈辱的な想いがある。

一度目は半ば脅しに近い形で会社を辞めされたこと、もう一つは部下の面前で人格を否定されたことがあるからだ。

前者は経営者自ら、後者は事業本部長からである。

特に人格否定は非常に堪えるものだ。

仕事上のミスの行為を咎められたのではないからな。

日本人は敗戦によって人権が授けられた国なのでどこか未だ人権に対する意識が低いし他人事だ。

しかし、もっと分かりやすく尊厳や自尊心に置き換えたらいい。

・尊厳…全ての個人が互いを人間として尊重する日本法では最高の価値基準。尊く、厳かで犯してはならないこと。気高く威厳があること。

・自尊心…他人から評価ではなく、自分が自分をどう思うか、感じるかである。自分を優秀だと思う気持ち。自分の品位を保とうとする心。

とある。

つまり誰にも犯すことが出来ない個々人に与えられた宝物と言えるのが人権ですよ。

経営者や管理職なら自分自身の尊厳や自尊心を蔑ろにする会社や職場で働きたいですか?会社に貢献したいですか?

マネジメントの基本てそこですよ。自分が末端にるとして快適か否か?居心地悪い会社員が顧客満足度向上に走ると思いますか?