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他人の失敗談は宝の山

■真実は無色透明

失敗から学べ…この言葉は古今東西を問わず、年代、世代を問わず口角泡を飛ばすように異口同音に言われてきたし、偉い先生や人生の諸先輩からも口を酸っぱくして言われたであろうし、耳に胼胝ができるくらい聞かされただろう。

しかし、人は学ばないのである。

アメリカ成立の立役者の一人のベンジャミン・フランクリンは愚者は自分の失敗からすらも学ばないと釘を刺している。

中には“経験に勝る学習は無い”と豪語し、読書や他人の経験を蔑ろにする者もいる。

しかし、一人の人間が人生で経験できることなど限られている。

そうだろう?

一流アスリートと医師と政治家と大実業家を体験できる者などそうはいないし、国家元首や国王などとなるとましてや夢物語だ。

■偉人伝や歴史書、ドキュメンタリー、ブログやSNSなど学ぶ意欲さえあれば幾らでも吸収できる世の中を活用せよ。

【他人の失敗】の経験とは貴重な資料である。

今は著名人でなくても情報発信をしているので以前よりも格段に生きた情報が溢れている。

ただし、中にはバイアスがかかっているものがあるので精査は必要だが。

ビジネス書も商業出版なので最近は誇張されているものが多く唾棄すべきものが多い。

ハードカバーの本や風雪に耐えた古典的名著と呼ばれるものは学ぶ価値が高い。

ある程度読み込むとある共通点に思い至るはずだ。

それは、成功者は成功する前に大抵失敗しているという事実である。

失敗から成功(復活)までの期間は人それぞれだが、失敗は経験されている。

我々が学ぶべきは何故に失敗し、どうやって失敗から学び、立ち直り、復活を遂げたか?という点である。

時代や技術、地位や地域、貧富といった装飾を外し、本質を掴もうとすることで他人の失敗は活きた教材になるのです。

外部の専門家を雇いう価値はここにあるのです。 #転ばぬ先の杖 です人生は。