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今は刃を研ぐとき~嚢の中の錐~

(出典 「中国古典 逆境を生き抜くためのすごい言100」守屋 洋著)

中国古典の史記には「有能な人物は、たとえてみれば袋の中の錐のようなもの。たいてい袋の中にしまっても、切先はたちまち現れる」という教えがあります。

これは優れた人物は、才能を隠していても、機会さえ与えられれば、直ぐに頭角を現すことの喩えです。

言い換えると「能力さえ磨いていれば、いずれそれを発揮するチャンスを掴むことができる。

慌てることもないし、騒ぐこともないという教えです。

現在、猛威を振るっている新型コロナウイルスは、日本人というよりも、全人類にとっての仇です。

人命を奪い、職を奪い、家族を奪い…世界中の人々が悲嘆と絶望に暮れていることでしょう。

だからこそ、今は外出を自粛して敵の思う壺にならないような自制が求められるのです。

享楽や快楽に逃げることは麻薬と同じで直後には必ずしっぺ返しを食らいます。

営業自粛もそうです。

目先の利益は大切ですが、目先の利益を追求して自社が新型コロナウイルスの発生源となった時のリスクは天秤にかけましたか?

周辺への損害賠償額や自社のブランディングも考慮すべきです。

私は、持病の関係もあって一年半前くらいから緊急事態宣言下にあるような暮らしをしています。

それは自分自身が出歩くことが自分や周囲へのリスクになるからです。

特に飲食やサービス業は苦しいことは私も観光地で生きる人間として承知していますし、在宅勤務不可の業種の方の苦悩も承知しています。

でも個々人が自らの欲望を抑えて自制しないとこのウイルスは死滅しない。

今は #刃を研ぐ 時だと思い、 #臥薪嘗胆 の精神で #捲土重来 を期そうであはりませんか?