
■奇しくも「思考は現実化する」が発刊されたのは大恐慌後の1939年。
現在、日本は全国的に緊急事態宣言下に置かれています。
このコロナ狂騒曲は年内は収まらないでしょう。
来夏に延期された東京五輪でさえ開催できるか怪しい。
このコロナ騒動を経て人々のライフスタイルや仕事のありようは変わるでしょう。
従前の価値は無に帰すかもしれません。
折しも私が信奉するヒル博士の「思考は現実化する」が発刊されたのが世界恐慌後の1939年です。
原典はその10年前には存在していたのですがね。
世界恐慌ではヒル博士も財産を失い一文無しになったと自著で書かれています。
昨日まで株で儲けて、ウォール街を肩で風切って歩いていた人間が一文無しになって高層ビルから身投げした者多数と博士は綴っています。
そんな苦境にも関わらず博士はなぜ持ち堪えることができて復活できたのか?
それは、師でもある鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの成功哲学が正しいことを知っていたからです。
大恐慌で文無しになる以前からカーネギーの成功哲学検証作業には従事していましので、博士は身をもってロックフェラーやフォードが成功の階段を駆け上がっていくのを見ていますし、自身でもそこそこビジネス面で成功を収めつつありました。
しかし、好事魔多しと言いますか、博士も人間ですから上手くいっていれば調子に乗ります。
そんなタイミングで、世界恐慌が起こりまして天国から地獄へ一気に落とされました。
以後の世界は歴史に記されている通りです。
旧来のエスタブリッシュメントは没落し、世界大戦が起こり、戦後には収奪されていたアジア・アフリカ諸国が独立をして、新興国が台頭し、西洋的支配構造は崩壊しました。
そんな時代が大きく変わったにも関わらず何故にこの書物は生き残れるのか?
未だに世界の多くの著名人やリーダーに影響を及ぼしています。
それは「本質」が書かれているからです。
事例が古くなるのは仕方ありません。
博士は1970年に逝去していますから加筆も修正もできません。
でも、聖書や経典、論語や孫子の兵法を古臭いと言う人がいないように本書も言われません。
それは、事例という装飾を外して読めば不変で普遍の真理を説いているからです。
私は #先生 と呼ばれたくないし、そう呼ばれるのは烏滸がましいと思っています。ただ、 #先人 や #ヒル博士 達が残してくれた #人生の羅針盤 となるであろう正しい教えを一人でも多くの人に伝えて救いたいという想いで仕事しています。一緒に #コロナ禍 を乗り越えましょうよ。
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