
この本は行き詰った時に振り返るようにしている。
もはや絶版の書であり、今から100年以上前に書かれたマーケティング業界の伝説の書です。
内容は凡庸な青年が“至極当たり前なこと”をして、広告業界の見習いというか丁稚から業界のレジェンドになるまでの話。
読んでしまえばなんてことはないのだが、その“当たり前の手法”に考えさせられるのである。
現代はみんな優秀になって小難しい理論やテクニックを駆使して抜きん出ようと必死だけど、本当にそうなの?を気づかせてくれる本です。
折しも今は、新型コロナウイルスの影響でポスト・コロナの社会は大きく激変し、従前のパラダイムは崩れ去ると言われています。
そんな時だからこそ基本に立ち返る必要があるのではと思ってこの本を取り上げました。
■あたりまえの10原則
1.それは単純か?←答えは見つけってしまえば単純だ。
2.それは人間の本性に反していないか?←一般の人々が理解できていることか。
3.短く簡潔に書けるか?←子供に分かるか?
4.人の気持ちを動かすか?←当たり前であるか否か。
5.機は熟しているか?←タイミングは重要だ。
6.最も単純な方法は何か?←物事をゼロから始めよ。
7.逆転させたらどうなるか?←物事を裏側から見る。
8.人々の反応は調べられないか?←現場主義・誰に売るのか?顧客は誰か?の視点。
9.誰も手を付けていない機会がないか?←誰も手を付けようとしない“当たり前のこと”は何か。
10.その状況に固有の特別なニーズは何か?←創造的当たり前。
多分、これらを読んで得心した人はいないでしょう。
しかし、この #当たり前 に見る・聴く・考える・行動するという #天地自然の法則 を我々は #当然 すぎて蔑ろにしている気がする。 #大転換 時代の今こそ #基本 に忠実になりませんか?
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