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答えは2500年前からあるのに~不確かな時代の航海法~

■ファクトチェックを怠るな!

【孫子の兵法】は日本のビジネスマンなら一度は見聞したことあるでしょう。

戦略の教科書として2500年前から軍事に止まらず、ビジネスの現場でも愛読されていますよね。

孫子の兵法に一貫して流れているテーマは【戦わずして勝つ】です。

そのために戦略を練るための叩き台がこの本ということになります。

この本の戦略によって栄華を極めた偉人は、秦の始皇帝、唐の名君の太宗、オスマン帝国、ハプスブルク家、ナポレオン皇帝、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、ヒトラー総統等、洋の東西を問わず枚挙にいとまがありません。

その本書の初めに書かれている言葉は「兵は策略である」…つまり“情報の確認(事実確認)”を怠るなです。

今の日本の政治家の右往左往ぶりはみっともないですよね。

しかも、国民には数字的データを意図的になのか隠したアナウンスをする。

これでは国民は事実にアクセスできないので正しい判断も下せません。

同じようなことは組織が大きくなると目立ちます。

各部署が処分を恐れ保身に走り、事実とは異なる情報を上にあげる。

誤った情報をもとにした判断は当然ながら誤る。

故に孫子はファクトチェックの重要性を2500年前に説いたし、そうあるべきだと戦国大名などは忍びや目付を直轄部隊として置いていた。

人を疑えと言うつもりは毛頭ない。

しかし、人は人である以上何らかの意図をそこに込めてしまうものです。

現代に民間人がスパイを雇のは現実的ではない。

では我々は何をすべきか?

それは #一つの情報源 に頼るのではなく #複数の立ち位置の異なる視点 や #論拠 にあたること、#発言者の背景や意図 を汲み取ることなど #自分の頭で正しく考える習慣 を持つことです。