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460年後の桶狭間の戦い

■既存の枠組みや秩序、価値観をひっくり返した【桶狭間の戦い】とひっくり返すであろう【コロナ禍】。

大河ドラマは前半のクライマックスでもあり、戦国の三英傑誕生の契機となる桶狭間の戦いを来週迎えます。

桶狭間の戦いの歴史的意味は大きいのです。

まず、大国今川の10分の1の戦力の弱小織田が勝ったこと。

孫子の兵法の有用性が如何なく発揮されたこと(密偵による緻密な情報収集・敵を欺くには味方からの実践・最大の効果性を生む戦術etc.)。

公家政治・官職政治の終焉。

武士の棟梁=源氏という固定観念の打破(織田家は平氏の流れである)。

商工業や貿易の活発化と貨幣経済の台頭。

身分や血筋の否定。

織田信長はリーチをかけながら本能寺で明智光秀に討たれた。

しかしながら、私は今でも信長様をお慕いしている。

濃姫の縁者とはいえ、外様で家臣としては新参者の光秀を織田軍の筆頭にまで引き上げて45万石を任せているのだから二人の仲が決して悪かったとは思えない。

麒麟を連れてくる直前で、何かしらの歯車の食い違いがあったと思いたい。

このように、桶狭間は旧態依然とした公家や守護大名による統治を終わらせ、下克上を日本中に引き起こした。

そして、あらゆる考え方を変えさせた。

今起こっているコロナ禍はどうか?

昨晩のNHKスペシャルでは、世界中のコロナと戦う人達の自撮り動画が流された。

編集の加えられていない混じりっ気のない各地のリアルな姿に驚嘆したとともに、日本のお気楽さに危機感をお覚えた。

イタリアのある男性がこう言っていたのが印象的である。

「このコロナを乗り越えたら私たちは変われるのかね?コロナ後とは新たなスタートラインに立つことであって、元に戻ることではないよ」と言う発言である。

多くの日本人んは意識の中で #コロナ前の生活 に戻れると楽観視してはいないだろうか? #テレワーク #時差出勤 #短時間勤務 #ジョブシェアリング #デュアルライフ 等の #新しい生活様式 が必要なのに変わることを拒んではいませんか?