既にSNSでは報告している通り、7月1日に手術から退院しました。
今回は、人工透析のためのシャントというバイパス血管を作る手術で、6月28日から北信総合病院に入院していました。
このシャントが上手く育たなければ、今度は人工血管を人体に埋め込むと言う少々大掛かりな手術をします。
入院中には、同室に人工透析を受けている高齢の方がいました。
高齢だからいいと言うわけではありません。
人工透析はやはり負荷がかかります。
本人の心身への負担は勿論のこと、支えてくれる医療スタッフにも、家族にもです。
急性期医療の病院ということもありますから入院患者は基本的に症状が重い人が多いわけです。
故に医師団の厳しい見解とかも回診の際に漏れ聞こえてきたりします。
そうすると否が応でも「死」という言葉が過ります。
仏教には人間の逃れられない4つの苦しみとして「生老病死」という言葉が出てきます。
仏教でいう苦しみとは「思い通りにならないこと」「自由でない境地にいること」だそうです。
また四苦八苦の四苦はこの四つの苦しみを言います。八苦の残り四つは「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五蘊盛苦」です。
・愛別離苦(あいべつりく)…愛する人離れることの苦しみ。
・怨憎会苦(おんぞうえく)…憎い人、腹が立つ人と会うことの苦しみ。
・求不得苦(ぐふとくく)…求めたものを手に入れることができないことの苦しみ。
・五蘊盛苦(ごうんじょうく)…心も体も苦しみ、この世の一切は全て苦しみという教え。
仏教には #諸行無常 という概念がある。全ては移ろい消えてなくなる。人間も50年~100年の間、肉体を借りているだけなのかもしれない。その肉体に囚われるから些末なことで諍いが起きたりするのではないかと死を現実に見据えて考えた一週間でした。
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